実は教えたくなかった?あじの釣り方があります。

シークレットな釣り方

あじが学習する?

あじが学習する

穏やかで気持ちよい初夏は、あじ釣りには絶好のシーズンです。アウトドアの人気が高いため有名な釣り場所は、あじ釣りをする人で賑わっています

あじ釣りに何度か行かれた方だと分かっていただけると思いますが、有名な釣り場所では、早朝から夕方まで多くの人が、まき餌を海中に投下するため「あじ」がサビキに反応しなくなります

フィッシングプレッシャーが高い状態です。

まき餌をまくと魚が集まってくるのですが、何故かサビキにかからない、確かな理由はわかりませんが、あじが学習して本物の餌と疑似餌を理解していると思われます。

サビキをガン無視するあじの状況がわかる動画です。

学習した賢いあじを仕留めるには!

ズバリ!サビキの「針サイズを小さくする」「ケイムラ色の針を使う」「動かさない」ことです。

7月ごろのあじ釣りでは、3号~4号くらいの大きさの針を使うのが一般的ですが、1号に変えた途端、釣れだすことが良くあります。(釣り針は、号数が小さいほど針のサイズも小さくなります)

ケイムラ色は何故かよく釣れます。更に言えば、疑似餌部分が極力小さいものが良いです。

警戒心の強いあじにはサビキをできるだけ動かさない方が良いです。但し潮流がある場合は、まき餌の煙幕の中にサビキ位置をキープする方が良いため、上下には動かさず、潮流によって流れていくまき餌の煙幕と同じ速度で、横方向に移動させるのもポイントです

試して見て下さい、周囲が釣れていない中で爆釣することもあります。

「リスク?」もあります。

針のサイズが小さいと成長したあじの場合、飲み込まれてしまい針を外すのが難しくなります。市販されているサビキでは、針が小さいとハリス(糸)も細くなるのが一般的ですので、ハリス(糸)が切れる確率が高くなります

特に小鯖(コサバ)が混じって回遊している場合は、小鯖がかかると泳ぎ回ってサビキが絡まり、「めちゃめちゃになる」か「切れてしまうか」どちらかです。

リスクとメリットは隣りあわせですね!

動かさずケイムラ色の小さい針を使っても釣れない?

パラダイスへの入り口

あれっ? 「できるだけ動かさず」「針サイズを小さく」して「ケイムラ色の針」を使っているのに「あじ」が釣れない事があります。

「あきらめる」以外に方法はないのでしょうか?

方法はあります!

有名な釣り場の場合、駐車場にもっとも近く便利で、先行者が釣りをしている場所に人が多く集まります。サビキ釣りをされている方の多くは場所移動しません

何故でしょうか?「時合になれば必ず釣れる魚が回ってくる」信じているためです。

考え方を変えると答えが出ます。

この場所では釣れないと見切ることです!!!

「あじ」が釣れるシーズンでは、至る所にあじの群れが存在します。フィッシングプレッシャーのかかっていなくて釣りやすい「あじ」が存在します。

ニュートラル状態のあじを見つけるのが決め手です!

まき餌に集まる「あじ」を見慣れていると、あじは常に泳ぎ回って餌をさがしているイメージがあると思います。実はフィッシングプレッシャーのかかっていない「ニュートラル状態のあじ」は泳ぎ回っていません。真上からみると微かに泳いでいる程度です。

ニュートラル状態のあじは何か変化のあるところ、係留している船、テトラポット、波止のコーナー、波止の先端などを好みます。7月ごろでは目視でわかることが多いです。

釣りの集団から離れて歩き回り「誰も釣りをしていないポイント」を探します。

波止がいくつかある場合は、違う波止に行きます。

歩き回るほど釣り場所が広くない場合は、車で移動します。

変化のある場所で海中を覗いて、「黒く細長い線」のようなものが海中に漂っていたら、あじの可能性が高いです。カゴにまき餌を入れて海中に投入します。ニュートラル状態の「あじ」は餌への反応が遅いのでしばらく、まき餌を投入し続けます

「ううっ?かかった!」一匹釣れるとチャンスタイムの到来です。次々とどこからともなく「あじ」が集まって入れ食い状態になります。自分だけの「パラダイス」の発見です!

最も難しいのは「決断」です!

決断することは悩ましい。

サビキを使った「あじ」釣りで最も難しいのは「どのタイミングでこの場所では釣れないと決断するか」です。

「あじ」に限らず魚が最もよく釣れる時間帯は「朝」「夕」です。特に午後から釣りに出かけた場合は、釣れないと見切り場所移動する時刻が重要になります。釣り場所の営業時間終了寸前又は日暮れ寸前に移動してパラダイスを見つけても「釣りをできる時間」と「よく釣れる時間帯」がごくわずかになってしまいます。

家族で行かれた場合など、複数人で行動するには「移動するために片づけて」、「移動先で再び釣りのセット」をするなど皆の行動を統制するのは大変です。移動先で釣れなかった場合は、「決断」を下された方に責任がのしかかり「みじめ」で「心苦しい」思いをします。

一人で釣りに行かれた場合も同じです、移動先でパラダイスを見つけられなかったら、「元の場所で粘っておけば良かったかな?」と後悔する事もあります。

釣り場を移動することは、ある意味「ギャンブル」です!移動したからと言ってパラダイスに必ず辿りつけるわけではありません。

リスクを背負ってパラダイスを見つける事ができる保証がない中、

「決断」することが、

「実は教えたくなかった?あじの釣り方」です。

備考:

経験からのアドバイスです。毎年「あじ」がよく釣れている場所に日を改めて何度通っても全く釣れない事があります。「あじ」のはずれ年が存在します。理由はわかりません。はずれ年の場合は、その場所での「あじ」釣りを諦めます。

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