ケチると大物を逃す!魚と私をつなぐ「糸(ライン)」

ここで紹介する糸(ライン)は、リールのスプールに巻き付ける「道糸」を指します。
道糸

ここで紹介する糸(ライン)は、リールのスプールに巻き付ける「道糸」を指します。

糸の種類は「ナイロン」「フロロカーボン」「PE」などがあります。

サビキのあじ釣りでは、糸(ライン)はナイロンとフロロカーボンで1.5号(6lb)くらい、PEでは0.6号くらいもの太さがあれば十分です。

初心者の方は糸(ライン)は太めの方が丈夫で扱いやすいです。

糸はリールにあらかじめリールに巻かれて販売されている場合もあります。
スピニングリールへの糸の巻き方についてコチラのページを参照ください。

やわらかい「ナイロン」糸

やわらかい「ナイロン」糸
ナイロンライン

ナイロンは、もっとも扱いやすい糸です。

やわらかく伸縮性があります。PE、フロロカーボンに比べ安価です。初心者の方には、おススメです。

デメリットは水に浮く、切れやすい、伸びる、魚の当たりがわかりづらい事です。

おすすめは、東レの銀鱗スーパーストロングネオです。

硬(かた)い「フロロカーボン」糸

硬(かた)い「フロロカーボン」糸
フロロカーボンライン

フロロカーボンのメリットは、水に沈む、切れにくい、根擦れに強い、伸びにくい、当たりがわかりやすい事です。

デメリットは、ナイロン、PEに比べてしなやかさが少ない。糸よれが発生しやすい。価格はナイロンより高価な事です。

おすすめは、クレハのシーガーR18です。

繊維を編み込んだ「PEライン」

繊維を編み込んだ「PEライン」
PEライン

PE(ピーイー)ラインのメリットは、伸びない、感度が良い、糸よれが発生しにくい、よく飛ぶ、ナイロン、フロロカーボンに比べ太さによる強度が強い事です。

特にPEライン(糸)を使うと、スピニングリールで発生しやすい「糸ふけ」をある程度吸収してくれるため、トラブル回避(かいひ)になります。

デメリットは、価格が高い、パンッとはじくような「急激(きゅうげき)な張(は)りに弱い」です。「根擦(ねづ)れ」と「結び目部分」も弱い事です。弱点を補うためにPEラインの先にリーダーをつけるのが一般的です。

リーダーとは、PEの先にナイロン又はフロロカーボンの糸をつなぎ合わせた形を言います。PEラインに比べ「ナイロン」「フロロカーボン」の方が「擦れ」と「結び目部分」は強いため使われています。

リーダーの結び方については「これは早い、PEラインとリーダーの結び方」を見てください。

おすすめは、YGKよつあみ エックスブレイド アップグレードX8です。

PEラインは通常のハサミではカットしずらいです

PEラインは専用のハサミを使った方が効率的です。専用のハサミはPEラインが滑って逃げにかないようにギザ刃加工されています。

気を付けないと危ないよ、PEライン!

気を付けないと危ないよ、PEライン!
  • PEラインを「素手」で強く引っ張ることは危険!です。糸の表面の摩擦で手に糸が食い込む恐れがあります。リーダーを編み込む時などは、手袋やグローブなどを着用したほうが良いです。
  • PEラインは、つり竿のガイドに絡(から)みやすいです。ガイドにPEラインが絡(から)んでいたのに気付かずフルキャストした場合、ガイドの足が割れてガイドが取れてしまう事があります。トラブルをなるべく少なくするには、PEライン用のガイドがついたロッド(釣り竿)を選んだ方が絡み防止になります。PEには、「PEにシュッ」のコーティング剤を使うと滑りがよくなりガイドへの絡みが軽減され、キャスト時の飛距離も伸びます。

するする滑(すべ)るライン(糸)のコーティング剤

釣りに行く前にスプールに巻いているライン(糸)に「シュー」と、スプレーします。

糸の表面が滑りやすくなり、PE特有のトラブルを軽減してくれます。 ナイロンやフロロカーボンにも使えます。写真はガススプレー缶式です。環境に優しいノンガスタイプもあります。

あじ釣りにおススメの糸は、

サビキを使った「あじ」を釣る目的に限る場合は、価格が安く扱いやすい「ナイロン」をおススメします。 ステップアップを目指してルアー釣りなどで色々な魚を狙う場合は、PEラインがおススメです。

リールに巻(ま)いた糸は「一生」使えるわけではありません 、釣りに行くたびに損傷します。糸は意外(いがい)と、お金のかかる消耗品(しょうもうひん)です。釣りが上手な人ほど、大物が掛かった時に高切れしないよう「こまめ」に巻き替えています。

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